わりと低調な日々である。
風邪もひいたし、音楽もなんかピンとこない。
でも、そういうときこそ読書生活が充実してたりするものだ。
ノーマン・レブレヒト『巨匠神話 誰がカラヤンを帝王にしたのか』
クラシックの指揮者というのが何となく胡散臭いなあと昔から思っていた。
これを読んで謎が解決されたというわけではないが、面白い部分もあった。
しかし長すぎる。翻訳も読みにくい。
福岡正信『自然に還る』
この人の本ははじめて読んだ。冒頭の写真にインパクトがある。
爺リーグにノミネートできるだろう。
中身も、言いたい放題で面白い。
欲が出て(?)松茸の培養に挑戦したあたりが個人的にもっとも笑えた。
福岡伸一『生物と無生物のあいだ』
話題の書。海岸の砂でできた城の喩えが美しい。
ちょっと名文を気取りすぎな気も少し。でも、もっと読みたい。
マオバ・タハン『アラビア数学奇譚』
ブラジルの数学者が書いたという不思議な本。
アラビア数学の本というより、数学を小道具に使ったアラビアン・ナイト風の物語という感じ。
杉本良男『インド映画への招待状』
分かりやすくまとめてもらって有り難いが、これを読んでも特に「この映画見たい!」とならないのは、まあそういう性格の本じゃないということか。
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