ポルトガル語の歌詞を聴いていて「やたらに人間、人間と言っているな」と思ったことのある人は、多いかもしれない。私も、かつてそう思ったことがあるが、たぶんこの曲を聴いていたのだろう。
「マリア・ニンゲン」を「だめな人間」という歌にしたい気持ちも強くあったのだが、それをやりだすとどんどん脱線していくと思われたので、我慢してマジメに訳すことにした。
自分が愛する特別な人と同じ名前の人が、世の中に大量に存在するという事実。ふとした瞬間に、それがちょっとした驚異のように思われる……。
私にとって、この歌詞はすごくくだらないが、すごくピンとくる。
マリア・ニンゲン(ありふれたマリア)
http://ott.sakura.ne.jp/ottnet/songs/maria.mp3
もしかしたら誰かほかの
人と出会っていたかしら
でもあなたのかわりになる人は
いないだろう
マリアなら ありふれた名前だが
あなたはぼくが ただひとり愛したマリアだよ
マリアなら ほかにも知ってるけど
冷たい他のたくさんのマリアたちとは合わない
マリアは特別なマリアさ
マリアだけがかけがえのない
マリアなら ありふれた名前だが
あなたは誰も まだ見たことのないマリアだよ
マリアなら ありふれた名前だが
あなたはぼくが ただひとり愛したマリアだよ
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