インドとイベリア半島の関係を背景に描いたルシュディ(ラシュディ)の壮大な小説。個人的にちょっと思い入れのある本で、十数年翻訳を待っていた。ストーリーは非常に濃密であり、確かに「究極のマサラ小説(帯のコピー)」かもしれない。
和田昌親『ブラジルの流儀―なぜ「21世紀の主役」なのか』
気楽な読書ではあるが、内容が薄すぎる気も。こういう本が普通に出るくらい、ブラジル経済が好調ということだろう。
西條勉『「古事記」神話の謎を解く―かくされた裏面』
海幸・山幸と浦島太郎とか「日向三代の物語」のところが印象的だったので、私のなかでは、これも「南国系」。
関係ないけど、最近私の母が兄に日本神話を読み聞かせる古いテープが発掘された(スサノオが泣いて暴れたりするところ)。結構力が入っていて、迫力がある。私は童話とか絵本といったものより、神話や昔話みたいなもののほうに魅力を感じることが多いが、たぶんこの辺にルーツがある。
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