うーん、いまひとつかなあ。『トレイン・スポッティング』をとった監督という時点で、あまり期待しないほうがよかったかも。実は、これの原作小説『ぼくと1ルピーの神様』は前に読んだのだが、そのときの感想が、「映画化するとよさそうだなあ」というものだったので、きっと面白いだろうと思いこんでしまったのである。
「辛い境遇にある子どもたちの話」っていう意味では、ふたつの映画は少し似ている。
で、ハナ・マフマルバフの映画が、本気でつくりすぎちゃって辛い、怖い、というものだったとすれば、
こちらは、なにか本気さが足りないような、しかも奇跡や物語の力も信じていないような、中途半端さが伝わってくる……。しかし、味にうるさいグルメみたいで、嫌な感じだなあ(私が)。
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