「カリニョーゾ」を訳すと「やさしく、愛情を込めて、愛撫するように」くらいの感じだろうか。ブラジルを代表する有名な曲だが、こんなに怖い歌詞とは正直思ってなかった。
とはいうものの、これには多分、時代や文化の違いなんかの事情もあるのだろう。
一方的に思いを募らせ、妄想を膨らませ、追いかけ、逃げるなと迫る。
今では「ストーカー的」ともいえる歌詞も、かつてはごくごく普通だったのかもしれない。
本来はその辺を勘案して穏やかに訳すべきなのだろうが、今回は面白いので敢えてそのままにした。
カリニョーゾ
http://ott.sakura.ne.jp/ottnet/songs/carinhoso.mp3
なぜかな? 心が 幸せを 歌うよ
あなたには聞こえない? 感じないの? どうして
あなたは 逃げるの?
なじかは 知らねど 心が 微笑む
あなたには見えないの? 感じないの? どうして
あなたは 逃げるの?
愛する心 やさしい心 本当の心
あなたに伝えられたら決して逃げたりはしないはず
おいで 胸のなかへ くちづけ あふれるほど
そしてふたりの心は はじめておだやかな 愛に包まれる
ボサノヴァではなく、ショーロの曲として知られている。
楽器に苦手意識のある私にとって、器楽音楽であるショーロというジャンルは遠い憧れの存在だが、この曲は歌詞もついてて、ボサノヴァ系の歌手が歌うことも多い。
こんど、ライブをご一緒させていただく「けんはもよん♪」は、鍵盤ハーモニカ4人+パンデイロでショーロを演奏するというすごいグループらしく、私はびびっている。
そんなこともあり、この曲を訳してみた、という話でもある。
★live @ 奇聞屋
2011/9/1(木) 19:30~
出演:けんはもよん♪(中浩美,岡野勇仁,赤羽美希,林加奈,飯島ゆかり), OTT
Charge 700円+オーダー+チップ
場所:奇聞屋(杉並区西荻南3-8-8-B1)予約03-3332-7724
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